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TATAAの想い

TATAA(タター)ではミャンマーやタイなど東南アジアで作られた手仕事による布とその布から作られる雑貨を紹介しています。古い布には今では見ることのできない美しさがあり、現代の布にはこれからの可能性が見てとれます。TATAAでは新旧に関わらず手仕事の放つ力強さが魅力の布たちを選んでいて、その布たちがお客様の手に渡る時、作り手の背景を一緒に伝えることを心掛けています。例えばミャンマー奥地で暮らす少数民族、ナガ族やチン族は今でも昔ながらの狩猟、農耕を中心とした暮らしをしていますが、経済のグローバル化により出稼ぎや賃金の高い仕事に乗り換える人々が増え織り手の減少に繫がり民族伝統の布を守ることが難しくなってきています。タイ奥地の山の中にある孤児院施設BaanUnrakには様々な理由で自立が難しい女性たちが、日々機織りをして生活を向上させようと頑張っています。他にも低賃金で働いている綿花栽培者や織り手など皆それぞれの環境の中で手仕事に励んでおり、彼らを支援する団体とも連携をしながら作り手の自立のお手伝い、地位向上や伝統を守ることへのサポートができればと考えています。

TATAA(タター)とはビルマ語で橋を意味します。布を手にした方と作り手に小さな橋が架かることを祈って。

店主 栗原 来美